小泉武嗣氏による講演を開催しました。「人間主義経営演習」レポートVol.1

 4月25日に実施した、創価大学経営学部・必修科目「人間主義経営演習」の授業(2年生対象)にて、小泉武嗣氏による特別講義を開催しました。
 小泉氏は本学OB(7期)で、本学を卒業後、三菱商事および日東富士製粉にて国内外におけるさまざまな事業に携わってこられました。

 本講演では、三菱商事時代に赴任されたフィリピンでのヤシ油の輸出や日本の自動車メーカーの誘致、天気予報システムを導入されたお話など、小泉氏が取り組んでこられた、商品開発、市場開拓、輸送、インフラ整備などによる国の活性化に貢献する事業についてお話いただきました。過去数十年に渡る三菱商事と日東富士製粉を大躍進させた実践を振り返られ、経営は人の命を支えるものであり、利他を基点にすることが肝要であると述べられました。

 また、食料危機、水不足、エネルギー問題が起こる背景について、複数のデータを用いて解説いただき、未来は予測できることや羅針盤を持っておくことの大切さについて解説いただきました。

 授業終了後、受講生からは、「『会社は夢を叶える舞台であり、企業はただモノを売るのではなく、それを使う喜びを売っている』という言葉が胸に残った。自分自身が持つ夢を叶える会社に就職し、顧客に喜びを与えるとの考えを胸に将来活かして行きたい」、「自分も海外に行った際には何かをその国で残すことや人のためということを心掛けていきたいと思った」、「労働者が自身の仕事の本質を理解し、与えている喜びや支えている命があることを自覚できるようにすることも経営者の務めなのだと強く感じた」等の感想が共有されました。

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